NewBalance(ニューバランス)の「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」って自分に合うかな??
このような悩みをお持ちの方へ。
今回は、NewBalance(ニューバランス)の定番デイリートレーナー「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」をレビューします!
より使用したときのイメージをしてもらいやすいよう、重さやサイズ感だけでなく実際に計測したデータをもとに
- 性能の特徴(クッション性、安定性、反発性 etc…)
- 最適な使用シーン(ジョグ、ペース走、スプリント etc…)
- 他メーカーの類似モデルとの比較
- 練習効率の上がる使い分け
などなど余すことなくお伝えしていきます。
「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」の詳しい内容をご紹介する前に、メリットとデメリットを簡単にまとめるとこんな感じ↓
もくじを用意しているので、より詳しく知りたい方は上から見るも良し、気になるトピックへ移動するも良しです。
それでははじめていきましょう!
陸上競技歴12年
- 400mタイム→48秒
- 800mタイム→1分52秒
- 1500mタイム→3分56秒
- フルマラソンタイム→2時間38分
外資系スポーツメーカーランニング担当
- 接客販売で年間7000点のランニング用品を販売
- 年間10回以上のランニングイベント開催
- 年間300モデル以上のランニング用品を選定
専門は中距離ですが、社会人になりマラソンやトレイルランニングにも挑戦中です!
「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」の5つの性能
まずは「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」の性能から。表にまとめてみるとこんな感じです↓
軽量性 | |
クッション性 | |
反発性 | |
安定性 | |
ガイド性 | |
耐久性 |
全ての性能で平均以上のバランスの良さが魅力的!
以下では、5つの性能について1つずつ深掘りしていきます。
重さ267g(26.5cm)で軽量性は中程度
「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」の重さは26.5cmで267gです。
シューズの重さ範囲(26.5g基準) | 150~350g |
平均の重さ(113モデル) | 250g |
LSD、遅めのジョグ | 280g~350g |
デイリートレーナー (ジョグ、遅めのペース走) | 235g~280g |
テンポアップ (速めのペース走、インターバル走) | 200g~235g |
レーシング (レペティション、レース) | 150g~200g |
267gはランニングシューズの平均重量より少し重ため。235g〜280gが多いデイリートレーナーに分類されるでしょう。
実際、使用シーンもジョグ〜ペース走といった感じでデイリートレーナーの使い方としてピッタリです。
よって、「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」の軽量性を評価するなら→
ほど良い硬さから生まれるクッション性と反発性
「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」のクッション性と反発性のバランスは、偏りが少なく非常に扱いやすくなっています。
- 接地時の衝撃緩和率→61%
- 衝撃が収まるまでの時間→0.28秒(衝撃の伝達特性)
接地時の衝撃緩和率は、100%に近づくほどクッション性が高いです。例えば、枕で計測した場合には97%の衝撃が緩和されます。
また、ミッドソールとアウトソールのほど良い硬さによって接地感も感じやすいため、走り慣れていない方からアスリートレベルの方まで万人受けするクセのなさが魅力的でしょう。
0.28秒は比較的短め。スーパーボールのように弾む素材であれば1秒ほど持続し、コンクリートのように弾まない素材であれば0.1秒ほど持続します。
よって、「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」のクッション性を評価するなら→、反発性を評価するなら→
意外に高い安定性
「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」の安定性は若干高め。
特別厚みがあるわけでもないソール1枚の構造のため、一見ねじれやすいように見えます。しかし実際は、気になるほどのねじれはなく、むしろ自由度があることで扱いくなっています(動画参照↑)。
よって「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」の安定性を評価するなら→
自由度を残しながらサポートしてくれるガイド性
「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」のガイド性は、自分で操作できる自由さを残しながら若干サポートしてくれるといった感じ。
上に添付した動画を見ていただいてもわかるように、ゆりかごが揺れるような動きをしながらも、しっかり屈曲してくれるので非常に扱いやすいです。
よって「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」のガイド性を評価するなら→
耐久性は若干高め
「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」の耐久性は若干高め。
アウトソールには硬めの素材が幅広く貼られていることで削れにくくなっています。画像の黒い部分は車のタイヤと同等の硬さの数値が計測できているので耐久性の高さがわかります。
ミッドソールも若干硬めなので、すぐに潰れてしまうような心配もありません。
アッパーはニット素材で特別耐久性が高いわけではありませんが、伸縮性が高く足全体にピタッとフィットしやすい構造のため、すぐに破れるような心配はありません。
よって、「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」の耐久性を評価するなら→
「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」のサイズ感
次は「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」のサイズ感について。
私の足型は下に添付した画像になります。あなたのサイズと比較してイメージしてみてください!
サイズ感 | 評価 | コメント |
---|---|---|
前足部 | 足長が長め。人によっては1サイズダウンがおすすめ | |
中足部 | 甲をピッタリと覆う | |
かかと部 | ピタッとフィットする | |
フィット感 | 全体的に心地良い | |
アッパー剛性 | ニットアッパー | |
サポート力 | 柔らかめな生地だがしっかりホールドしてくれている | |
通気性 | デイリートレーナーにしては肉厚 |
「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」のサイズ感は足長が長め。人によっては1サイズダウンがおすすめです。私はそのままのサイズですが、普段のサイズ感よりもつま先に余裕があります。
ワイドモデルはある?
「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」にはワイドモデルがあります。
メンズは通常サイズでD、ワイドが2E、4E。レディースの通常サイズがBでワイドがD、2Eといった感じで3段階ずつ販売されています。
サイズ展開が多く選びやすいですね。
「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」おすすめの使い方
ペース | (トレーニング) | ジョグ(トレーニング) | マラソン(トレーニング) | 閾値(トレーニング) | インターバル走(トレーニング) | レペティション(トレーニング) | ウィンドスプリント(レース) | フルマラソン(レース) | ハーフマラソン(レース) | 5~10km
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
目安継続時間 | 30~150分 | 40~110分 | 5~20分 | ~5分 | ~2分 | 10~20秒 | 124分~ | 60分~ | 13分~ |
VO2max | 59~74% | 75~84% | 83~88% | 95~100% | 105~120% | – | 59~120% | 59~120% | 59~120% |
完走 | |||||||||
サブ5.0 | |||||||||
サブ4.5 | |||||||||
サブ4.0 | |||||||||
サブ3.5 | |||||||||
サブ3.0 | |||||||||
サブ2.5 | |||||||||
中長距離 | |||||||||
短距離 |
おすすめの走り方
「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」の屈曲点が中足部なので、かかと、中足部で接地する走り方がおすすめ。
また、かかと部分が反り上がっているため、かかとから接地してもスムーズに前へ体重を運んでくれます。
ランニング初心者の使い方
日常のウォーキング〜ジョギングで問題なくご使用いただけます。
体重や運動不足などによる関節の負担で不安があってもう少し安定感が欲しいなという方は「フレッシュフォームX860v13」がおすすめです。素材は大きく変わらず左右のぐらつきのサポートが強化されています。
マラソンランナーの使い方
ジョグ〜ペース走などの基盤となる練習で使用できるでしょう。
また、サブ3.5ぐらいまでであればフルマラソンのレースでも使用できます。
陸上中長距離選手の使い方
アップ〜ペース走で活躍するでしょう。重さ、性能の部分でクセが少なくどんな練習にも柔軟に対応してくれるでしょう。
「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」の価格や最安値は?
「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」の定価は¥17,600です。発売からしばらく経っていることもあり現在では¥5,000ほど安価に購入できる場合もあります。
また、楽天やAmazonでは頻繁にセールやポイントバック対象になるのでよりお得に手に入れることができるでしょう。
「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」おすすめの履き分け方
扱う方のレベルにもよりますが、「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」は主にアップ〜ペース走などの基盤となる練習などのデイリートレーナーとしての使用が多いでしょう。そのため、相性の良い履き分けを考えるのであれば、
- スピード練習用
があればより幅広い練習に対応することができます。また、履き分けることによってシューズの寿命がのびコスパも良くなります。
弾力のあるソールが好みであれば同じニューバランスでFuelCellシリーズの「FuelCell Rebel v3(フューエルセルレベルv3)」がスピード練習用にはおすすめ。
また、「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」と同等のソールの硬さでクセの少ないノープレートシューズだとブルックスの「ハイペリオンテンポ」やホカオネオネの「マッハ5」、アシックスの「ハイパースピード2」あたりが扱いやすいでしょう!
まとめ
今回は、NewBalance(ニューバランス)の定番デイリートレーナー「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォームX 1080 v12)」をご紹介しました。
ランニングシューズの1足目は何にしよう?といったランニング初心者の方から、たくさん練習する中で基礎となるジョグやペース走に最適なシューズはどれが良いんだろう?といったエリートランナーまで幅広くご使用いただける万能シューズです。
足長が長めでサイズ感に注意が必要です。検討されている方は慎重に。
※計測したデータは運営者のフォームや競技レベルに依存するため、人によっては記載の内容と大きく離れた感覚を得る場合があります。あらかじめご了承ください。
当サイトではランニングシューズを実際の計測データと実体験に基づいてレビューしています。他のシューズも紹介しているので他記事もぜひご参考ください。あなたに合ったシューズをご提案できれば幸いです!
コメント