[ブルックス ハイペリオンテンポ レビュー]ザ・シンプル！な万能スピードシューズ

このようなお悩みをお持ちの方へ。

今回はどんなシーンでも使えちゃう超万能シューズ、ブルックスの「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」をレビューします。

サイズ感や使用する際のシチュエーション、他のシューズとの履き分け方まで「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」を評価して魅力を最大限お伝えしていくので、ぜひランニングシューズ選びの参考にしてください！

それではスタート！

[ブルックス ハイペリオンテンポ]の重さ

まずは「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」の重さからお伝えしていきます。

シューズの重さ範囲(27.0g基準)	150~350g
平均の重さ(113モデル)	250g
デイリートレーナー (ジョグ、アップ)	350g~235g
テンポアップ (速めのペース走、インターバル走)	235g~210g
レーシング (レペティション、レース)	210g~150g

「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」の重さは公式で207g(27.0cm)です。

ランニングシューズの平均値よりも軽く、速いペース走やインターバル走に活躍するテンポアップシューズとして使うことができます。ちょっとレーシング用シューズに食い込むぐらいの軽さがあります。

[ブルックス ハイペリオンテンポ]の魅力

次に「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」の魅力を３つお伝えしていきます。

魅力①：軽量性、クッション性、反発性、耐久性の整ったミッドソール

「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」では軽量性、クッション性、反発性、耐久性の整ったミッドソール「DNA FLASH」が使われています。

このミッドソール「DNA FLASH」は独特なモチッとした接地感があり走り心地がやみつきになります。

はねる感覚でスピードをガンガン出せるのに、30mmもの厚さのあるソールのおかげで負担は最小限に抑えられる魅力的なミッドソールです。

魅力②：クセのないぴったりフィットのアッパー

「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」のアッパーはクセのないメッシュアッパー。

薄いシュータンが柔らかい足あたりでピタっと足全体にくっついてくれます。

海外メーカーなので細いのでは？と思いましたが履いてみるとびっくり。余裕がありつつずれる感覚は全くない。クセのない履きやすさがとても良かったです。

魅力③：レースへの橋渡しにちょうどいい万能さ

「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」はレースへの橋渡しにちょうどいいシューズです。

レースでは厚底のカーボンプレート搭載シューズやスパイクを使う方が多いはず。そんな方のトレーニング用として「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」はピッタリです。

テンポアップシューズの中ではクッション性、安定性が高いのでジョグからレーシングまで幅広く対応でき、どんなペースでも対応してくれる万能シューズです。

[ブルックス ハイペリオンテンポ]のサイズ感

次は「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」のサイズ感について。

私の足型は下に添付した画像になります。あなたのサイズと比較してイメージしてみてください！

サイズ感	評価	コメント
前足部		指が動く余裕あり。
中足部		柔らかく薄いシュータンがぴたっとフィット
かかと部		程よい厚みでピタッと支えてくれます。
フィット感		ずれる気配はなし。
アッパー剛性		サラサラとしながらも程よい伸縮性があり破れにくい。
サポート力		フィット性が高いため安心感も高い。
通気性		通気孔がたくさんあるので問題なし。

全体的なフィット感は申し分なかったです！

好き嫌いも別れづらいクセのないアッパーなので幅広いランナーの足に合うでしょう。

特に中足部からかかと部のホールド感は心地よい感じでした。

テンポアップシューズのためガシッとしたサポート感はありませんがその分軽量化されているためスピードを出しやすいでしょう。

ワイドモデルはある？

「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」は通常D基準で、ワイドモデルはありません。

ナイキやアディダスと比べるとゆったりしているので幅広の方でも問題なく履くことはできるでしょう。

マラソンランナー、陸上選手の最適な使い方

ペース	ジョグ (トレーニング)	マラソン (トレーニング)	閾値 (トレーニング)	インターバル走 (トレーニング)	レペティション (トレーニング)	ウィンドスプリント (トレーニング)	フルマラソン (レース)	ハーフマラソン (レース)	5~10km (レース)
目安時間	30~150分	40~110分	5~20分	~5分	~2分	10~20秒	124分~	60分~	13分~
VO2max	59~74%	75~84%	83~88%	95~100%	105~120%	–	59~120%	59~120%	59~120%
完走
サブ5.0
サブ4.5
サブ4.0
サブ3.5
サブ3.0
サブ2.5
中長距離
短距離

おすすめの走り方

アウトソールのグリップを見ていただくとヒール(かかと)からフォア(つま先)まで満遍なく配置されています。

ミッドソールもある程度曲がり安く自分が思った通りに走ることができるクセのないシューズなのでどんな走りの方でもOKなシューズです。

マラソンランナーの使い方(サブ4〜のスピード練、サブ3~のレースでもOK)

サブ3前後のスピード練習に最適です！もう少し遅めのサブ4〜3.5のランナーはインターバル走などのスピード練習に使うと大活躍してくれます。

サブエガ(2時間50分)〜サブ2.5だとジョグでも対応できるクッション性があります。

また感覚の近い「Hyperion Elite 3(ハイペリオンエリート3)」の練習用としても相性が良いでしょう。

陸上中長距離選手の使い方

シューズはシーン別に最適なものを選ぶ&長持ちさせるために履き分けをおすすめしていますが、「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」1足あれば十分じゃない？と言いたくなるほど万能です。

ジョグ用でブルックスの「Ghost 14(ゴースト14)」と履き分けると違和感なくスムーズに練習をこなせるでしょう。

陸上短距離選手の使い方

クッション性を保ちながら軽さのと反発性のあるシューズを求めている選手にピッタリです！

接地感はとても良いのですが、モチッとした感覚とソールの厚みがあるので接地感を磨く練習よりも流しやテンポ走での使用をおすすめします。

[ブルックス ハイペリオンテンポ]の価格や最安値は？

「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」の定価は¥19,800です。ランニングシューズの平均が¥15,000と言われている中で少し高めですが、耐久性と機能性から考えると妥当ではないでしょうか。

[ブルックス ハイペリオンテンポ]と比較

[エンドルフィンスピード3]と比較

モデル名	ハイペリオンテンポ	エンドルフィンスピード3
定価	¥19,800	¥19,800
重さ	207g	229g
反発性
クッション性
安定性
耐久性
ガイド性

「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」と「Endorphin Speed 3(エンドルフィンスピード3)」の最も大きな違いは樹脂プレートがあるかないか。

樹脂プレートがミッドソールに入っている「Endorphin Speed 3(エンドルフィンスピード3)」の方が推進力が高いのでよりスピードを出すことができます。

「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」→自らの力でスピードを出していきたい！

「Endorphin Speed 3(エンドルフィンスピード3)」→推進力をもらいながらスピードを出していきたい！

このように区別できるでしょう。

[ホカオネオネ マッハ5]と比較

モデル名	ハイペリオンテンポ	マッハ5
定価	¥19,800	¥11,000
重さ	207g	235g
反発性
クッション性
安定性
耐久性
ガイド性

「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」とよく比較される「Mach 5(マッハ5)」どちらもスピードの出せるモデルではあるのですが、違いは結構あります。

「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」と比べて「Mach 5(マッハ5)」はクッション性、安定性が高く自然と脚が前にコロコロと出るロッカー構造の特性が強いです。

そのため、

「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」→脚力を使いながらストライドを広げるダイナミックな走りがしたい

「Mach 5(マッハ5)」→ある程度のスピードは出したいが、より長く安定感を保って走り続けたい

といった区別ができるでしょう。

「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」の方がスピード寄り、「Mach 5(マッハ5)」の方がロング寄りですね。

まとめ

今回は「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」の紹介をしました。

「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」は本当に履いてみて欲しい！と言えるシューズの１つです。

どんなシーンでも活躍してくれますよ！